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Episode 7ーⅡ地下墓地に眠る黄金の巨人 [オリジナル]

〈テトラ大遺跡 地下墓地、最奥〉

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「この先ね?」

 

皆様こんにちゎ♪ 前回の続きなの。

この先が、グレイスさんに頼まれたゴールデンロードなのです。

「あれ? 扉が固い・・・。」

   ゴゥゥゥン・・・  扉の向こうで何か音がしています。

「二人とも手伝ってー」

三人でなんとか扉を開けられました。

クエスト〈黄金の巨人〉

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「あ、帰ってきた!

帰りが遅いから心配していたのよ?  どうかしら、何か手掛かりはありました?」

ーー奥で黄金のゴーレムの話をしました。

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「え? 黄金で出来たゴーレムとテトラ大遺跡で戦ったの?」

「そういえば、こんなのを落としてたわね。 はい。」

ーートレジャーゴーレムを倒して得た不思議なプリズムを渡しました。

「これはオタイト!」

 

「オタイトには色々な形があるみたいですね。」

「みたいねぇ」

 

「黄金のゴーレムからこれが・・・? ということは、ゴーレムの動力源はこのオタイトだったということに・・・。    こんな危ないものを使うなんて!」

「このオタイトは私に預けてもらっていいかな?  大丈夫、責任をもって破棄するわ。」

「まぁ、良いわよ。」

「ありがと。 あっそうそう依頼のお礼。」

ー輝く水晶を受け取りました。 

「それにしてもオタイトで動く黄金のゴーレムがいたなら、それを操るものも近くにいたはず・・・。

そのゴーレムが現れた場所に行って調べる必要があるわね。」

「貴方たちが持ってきたこのプリズムは、オタイトという鉱物よ。 人間の生命力を魔法力で置換・圧縮し、保存できる鉱物なの。 こんなものを動力源にするゴーレムが地下墓地を守っているなんて・・・

やはりテトラには何かがある。 4.3事変にも、何か裏があったのかもしれないわ。

時間がないわ!   先にテトラ大遺跡の地下墓地に行って!」


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「お前は!」

「お久しぶりね。 相変わらずかしら?

ブリスティア陸軍情報将校 グレイス・ベルネルリ。」

「お前は、幻術師シャルリン!   お前が何故新大陸に!」

「それはこちらのセリフですわ。 ブリスティアンにはもう構成員一人送る力すらないと思っていたのに。

まぁどうでも良いことですわ。 貴方達はこの地下墓地で永遠の眠りにつくのですから!」

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「キャッ」

「そうはさせないよ!」

「ぶが悪いですわね。 今日のところは、この辺りで引き上げさせて頂きますわ。

ああ、それと、

忠告しておきますわ。 死にたくなければ首を突っ込まないこと。 命の保障はないわよ。」


そして、コインブラに戻ってきましたー。

「これでベスパニョーラが新大陸で何かを謀っていることが明らかになったわね。 幻術師シャルリンは3年戦争でも活躍したベスパニョーラ軍の重鎮・・・

何の目的もなくここに来るはずがないもの。 貴方たちの助けに感謝するわ。 本当にありがとう。」

「・・・。」

「・・・。 まだ私に確認したいことが残ってるようね。

そうよ、私はブリスティア陸軍情報将校の出身です。 3年戦争にも参戦していたわ。

ブリスティアはもう3年戦争での敗北と、その後に行われたベスパニョーラによる徹底的な海上封鎖でオルペシアの3流国家にまで転落しているのよ。 新大陸に情報員を派遣する余力なんてないわ。

新大陸へは、新しい人生を生きる為に渡ってきたの。 今の私は貴方たちと同じグラナド・エスパダ人よ。

今は新大陸の人間として、ベスパニョーラが新大陸へもたらすかもしれない危機に対して備えているわ。 ベスパニョーラが何をしているか明らかにしないといけないのよ。 それが新大陸に大きな悲劇が起こることになると私は感じているわ。 でも、私一人では無理だということを 今回シャルリンとの戦いで痛感させられたわ・・・。  皆さんお願い! 私に力を貸して頂戴!」

ってなわけでグレイスさんが仲間になりましたw

 

 


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